高校の部活動トレーニング指導の現場から|数値化がやる気を変える

パーソナルトレーニングと聞くと、マンツーマンの指導を思い浮かべる方が多いと思います。
実はトレーナーの仕事はそれだけではありません。今回は、高校の部活動でトレーニング指導をしてきた経験談をご紹介します。
当時担当していたのは、高校の女子ソフトテニス部でした。
部活動サポートの内容
チームに対して行っていたのは、次のようなサポートです。
- トレーニング計画の提案(目標設定・年間計画・PDCAサイクル)
- トレーニング指導(フォーム・適切な重量・スピード・休憩時間)
- ウォーミングアップとクールダウンのストレッチ指導
- コンディショニング(体の歪みのチェックと調整方法)
- 栄養指導
- 体力測定(基礎筋力・競技特性・柔軟性・持久力)
トレーニングを教えるだけでなく、体の状態を確認し、食事も含めて総合的に選手をサポートする内容でした。
選手が一番盛り上がるのは「体力測定の結果発表」
意外に思われるかもしれませんが、選手たちが最も盛り上がったのは体力測定の結果発表です。
前回の記録との比較、チーム同士の比較、個人の伸び。
これらをグラフにして、プロジェクターで映しながら発表していました。
トレーニングはきついものです。
けれど、その頑張りが数値になり、グラフとして目に見えると、「もっと頑張ろう」というモチベーションに変わります。
何事もそうですが、目標に対して自分が今どこにいるのかわからないと、人はなかなか頑張れません。
数値化は道しるべにもなり、やる気の源にもなります。
実際、担当していた選手の中には、1年も経たないうちにスクワットで85kg以上を挙げられるようになった子もいました。
本人の努力に、正しいトレーニング方法が組み合わさった結果です。
「変化を体感してもらう」ことを大切に
体幹トレーニングも、テニスという競技に必要な形で行っていました。
左右どちらのバランスが弱いのかを本人が体感しながら取り組んだり、チーム対抗の勝負形式にしたり。真剣さの中に楽しさも織り交ぜる工夫をしていました。
そして指導の中で最も大切にしていたのが、自分の体の変化を体感してもらうことです。
トレーニング前に前屈などで今の体の歪みを感じてもらい、トレーニング後にどう変わったかをもう一度確かめてもらう。
その変化が、正しいトレーニングやストレッチの結果であることをきちんと説明する。
さらに、その歪みこそが競技での伸び悩みやケガにつながることも伝え、選手自身に自分の体と向き合ってもらいました。
高校生にも、大人と同じ真剣さで
高校生だからといって説明を省くことはしませんでした。
目標を決めて、仲間と一緒に努力する。
部活動でのこの経験は、社会に出てからも必ず生きてくると考えているからです。
その貴重な時間をよりよいものにするために、学んできた知識は惜しみなく伝える。
この姿勢は、今のパーソナルトレーニングでもまったく変わっていません。
まとめ
- 数値化・見える化は、トレーニングを続ける大きなモチベーションになる
- 体の歪みへのアプローチは、競技力向上とケガ予防の両方につながる
- 自分の体の変化を「体感」することが、体と向き合う第一歩
CLOVER.では、この経験を土台に、お一人おひとりの体の状態を確認しながらトレーニングとコンディショニングを行っています。
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