食べないダイエットは逆効果?食べて痩せるための栄養の基本

「朝しか食べていません」「夜ご飯は抜くようにしています」。
ダイエットに取り組む方から、こうしたお話をよく伺います。
食べる量を減らせば体重は落ちそうな気がしますよね。
しかし、トレーナーの立場からはっきりお伝えします。
食事を極端に減らすダイエットは、体にとって悪影響が大きく、おすすめできません。
その理由を、順番にご説明します。
理由その1: 血糖値が下がると筋肉が分解される
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことです。
空腹時にはおよそ80〜100mg/dLに保たれており、食事をとると上昇します。
たとえば朝ご飯しか食べない場合を考えてみましょう。
朝食後に上がった血糖値は、3時間ほど経つと下がっていく一方です。
血糖値が下がりすぎると活動のためのエネルギーが足りなくなるため、体は筋肉を分解してエネルギーを作り出します。
ここがポイントです。
筋肉が減ると、基礎代謝が下がります。
基礎代謝が下がるということは、「痩せにくい体になる」ということです。
痩せたくて食事を減らしたのに、その結果として痩せにくくなる。
これでは本末転倒ですよね。
筋肉は、つけるのはとても大変なのに、失われるのはあっという間です。
引き締まった体を目指す方こそ、筋肉の分解を防ぐことが大切です。
理由その2: 栄養不足で筋肉が減ると起きる3つのデメリット
食事量が減ると栄養素が不足し、ここでも筋肉が失われていきます。
筋肉が減ると、次の3つのデメリットが起きます。
1. ボディメイクができなくなる
ボディメイクとは、女性らしい・男性らしいボディラインを出しながら、体脂肪率をコントロールすることです。
体脂肪率を下げるには、筋肉を増やしながら体脂肪量を減らすのが基本です。
筋肉が減ってしまうと体脂肪率が落ちにくくなり、「見た目を変える」という目的にとっては致命的です。
2. 肩こり・腰痛など慢性症状のリスクが上がる
肩こりや腰痛などの慢性症状は、体の歪みから生じることが多くあります。
歪みは、硬い筋肉と弱い筋肉が混在することで起きます。
筋肉が減ると、関節を支える力が弱くなります。
支えきれなくなった筋肉は硬くなり、関節の動きも悪くなります。
その結果、神経を圧迫したり不良姿勢になったりする可能性が高まります。
知らず知らずのうちに、慢性症状の引き金を引いているかもしれません。
3. 体調を崩しやすくなる
筋肉が多い人は、血液をためるタンクが大きい、とイメージしてください。
血液の巡りは体温と深く関わっており、筋肉が多い人ほど体温が高く、少ない人ほど低くなる傾向があります。
そして、体温が高いほうが免疫の働きは高いといわれています。
食事を減らす→筋肉が減る→体温が下がる→体調を崩しやすくなる。
そんな悪循環は作りたくないですよね。
では、何を食べればいいのか
しっかりとりたいのは「5大栄養素」です。
1. 炭水化物
2. タンパク質
3. 脂質
4. ビタミン
5. ミネラル
一番イメージしやすいのは「和食」です。
- ご飯 → 炭水化物
- メインのおかず → タンパク質・脂質
- 野菜や汁物 → ビタミン・ミネラル
一汁三菜の食事には、5大栄養素が自然にそろっています。
バランスよく食べることが、ダイエットの土台なのです。
まとめ: 食べて、動いて、きれいに痩せる
ダイエットは「食べない」のではなく、「バランスよく食べる」こと。
そして体を変えるのは「運動」です。
運動をせずに食事だけで痩せると、今日ご紹介したデメリットがついてきます。
どうせ頑張るなら、きれいに、かっこよく痩せませんか。
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