肩こりはストレッチだけで解消できる?原因の筋肉と正しい対処法

肩こりは、女性の慢性的な悩みの中でも常に上位に挙がる症状です。
マッサージに行っても数日で元通り。ストレッチをしてもスッキリしない。そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は「肩こりはストレッチで解消できるのか?」という疑問に、トレーナーの視点からお答えします。
そもそも肩こりとは、どんな状態?
肩こりとは、簡単に言うと首から肩にかけて広がる【僧帽筋(そうぼうきん)】という筋肉が硬くなっている状態です。
僧帽筋が硬くなる理由はいくつもありますが、今回は多くの方に当てはまる【猫背】という切り口からお話しします。
猫背をつくる意外な犯人は「胸の筋肉」
猫背になりやすいのは、どんなときでしょうか。
代表的なのはデスクワーク中です。パソコンに向かっていると、気づかないうちに肩がすくみ、肩が前に入り込み、背中が丸くなっていきます。
このとき硬くなってしまう筋肉が、胸の【大胸筋(だいきょうきん)】です。
大胸筋が硬く縮こまると、肩が前へ引っ張られて猫背の姿勢が定着します。すると首や肩の後ろ側の筋肉が常に引き伸ばされながら頑張り続けることになり、僧帽筋がガチガチに。これが肩こりにつながる流れです。
大胸筋のストレッチをやってみましょう
原因のひとつが「大胸筋の硬さ」なら、まずはそこを柔らかくすることが対処の第一歩です。壁さえあればできる簡単なストレッチをご紹介します。
1. 肘と肩が同じ高さになるように、壁に肘を当てます
2. 壁側の脚を1歩前に出します
3. 体重を前にかけ、胸が心地よく伸びる位置で20〜30秒キープします
デスクワークの合間に左右それぞれ行うだけでも、胸の開きやすさが変わってきます。
ただし、ストレッチ「だけ」では解消しません
ここでタイトルの疑問にお答えします。
肩こりは、ストレッチだけでは根本的な解消は難しいのです。
なぜなら、硬くなっている筋肉がある一方で、必ず「弱くなっている筋肉」も存在するからです。硬い筋肉をストレッチでゆるめても、姿勢を支える筋肉が弱いままでは、またすぐに元の猫背に戻ってしまいます。
- 硬い筋肉には → ストレッチ
- 弱い筋肉には → トレーニング
この両方からアプローチして初めて、姿勢が変わり、肩こりの根本的な改善が期待できます。
まとめ
肩こりの背景には、猫背という姿勢の崩れと、それをつくる筋肉の「硬さ」と「弱さ」のアンバランスがあります。まずはご紹介した大胸筋ストレッチから始めつつ、根本改善を目指すならトレーニングもセットで取り組みましょう。
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