骨盤の歪みセルフチェック|前傾・後傾タイプの見分け方と特徴

「骨盤が歪んでいますね」と言われた経験はありませんか。
整体やマッサージなどで指摘されたものの、「どう歪んでいるのか」までは説明されなかった、という方は意外と多いものです。
実際、当ジムに来られるお客様の半数以上が「骨盤が歪んでいると言われたことがある」とおっしゃいます。
ところが「どう歪んでいると言われましたか?」とお聞きすると、多くの方が「詳しい説明はなかった」と答えられます。
歪みの中身が分からないままでは、対策のしようがありません。
今回は、ご自宅でできる骨盤の「前傾・後傾」のセルフチェック方法をご紹介します。
骨盤の「前傾」と「後傾」とは
骨盤は横から見たとき、大きく2つの方向に動きます。
骨盤の前傾
骨盤が前に傾く動きです。主に次の筋肉が働きます。
- 大腿直筋(太ももの前の筋肉)
- 腸腰筋(股関節の付け根にある筋肉)
骨盤の後傾
骨盤が後ろに傾く動きです。主に次の筋肉が働きます。
- 大殿筋(お尻の筋肉)
- ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)
歪んだままトレーニングをしても効果が出にくく、場合によってはケガにつながる恐れもあります。
まずはご自身の傾向を知ることが大切です。
立位体前屈・後屈でセルフチェック
場所を選ばずにできる「立位体前屈・後屈」でチェックしてみましょう。
1. 骨盤幅に脚を開いて、前屈をします。このときのやりやすさを覚えておいてください。
2. 同じく骨盤幅に脚を開き、腰に手を当てて後屈をします。やりやすさや違和感がないかを感じながら行ってください。
両方できたら、次の2点を確認します。
- どちらがやりやすかったか
- 痛みや違和感はなかったか
※特に後屈のときに腰や首が痛くならないよう、無理のない範囲で行ってください。
前屈がやりやすかった方は前傾タイプ、後屈がやりやすかった方は後傾タイプの可能性が高いです。
ただし体は複雑な構造をしているため、1つのチェックだけで断定はできません。あくまで傾向の目安としてご覧ください。
前傾タイプに起こりやすいこと
前傾タイプの方は、骨盤を前傾させる筋肉が硬く、後傾させる筋肉が弱くなっている可能性があります。
このバランスのままだと、次のようなお悩みにつながりやすくなります。
- 太ももの前や外側の筋肉が張り出しやすい
- お尻のトレーニングがうまく効かない
- お尻がたれやすい
- 反り腰になりやすい
- 腰痛が出やすい
- ぽっこりお腹になりやすい
後傾タイプに起こりやすいこと
後傾タイプの方は、骨盤を後傾させる筋肉が硬く、前傾させる筋肉が弱くなっている可能性があります。
- 猫背になりやすい
- 肩こりや首の痛みが出やすい
- 内臓が下がり、基礎代謝が落ちて太りやすくなる
- 腰痛になりやすい
理想は「どちらにも動かせる」こと
前傾タイプでも後傾タイプでも、どちらかに偏っている状態は、筋肉のバランスが崩れているサインです。
日常生活では前傾・後傾どちらの動きも必要になるため、理想は「どちらの方向にも痛みや違和感なく、十分に動かせること」です。
自分の骨盤のタイプが分かれば、鍛えるべき筋肉と必要なトレーニングが見えてきます。
やみくもに鍛えるのではなく、体の状態に合わせて整えてから鍛えることが、遠回りに見えて一番の近道です。
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